米政権が規制に動くゴーストガンとは何かPhoto:Anadolu Agency/gettyimages

 ゴーストガン(幽霊銃)は通例、シリアルナンバーのない自家製の銃器のことで、オンライン購入した部品や3Dプリンターで作った部品で製造できるものを指す。このゴーストガンの需要が過去10年間で高まっている。警察当局によると、人気の理由の一部にはその匿名性がある。あらゆる部品が身元調査なしで購入できるため、犯罪捜査において追跡が不可能だ。

米バイデン政権の新たなゴーストガン規則とは?

 バイデン政権は11日、個人製造の銃の一部を従来の銃器同様に扱う規則の最終案を提案した。この規則では、実際に使える銃器が簡単に組み立てられるキットを販売する前に販売業者が身元確認を行うことや、連邦政府からライセンスを受けた銃器取扱業者および銃器製造業者が、3Dプリンターで作られた銃などのシリアルナンバーを持たない銃器にシリアルナンバーを付加することが義務付けられる。この規則は約4カ月後に施行される予定だ。