倒産寸前の中小企業、「社長の伝え方」を変えたらV字回復できた一部始終一流の社長とそうでない社長には、「話し方」に決定的な違いがある(写真はイメージです) Photo:PIXTA

様々な世代で悩みを抱えることが多いのが人とのコミュニケーション。特に現在はコロナ禍の長期化によっても社内コミュニケーションが希薄になりやすく、経営者やマネジメント層の方たちは頭を悩ませることも多いでしょう。そこで今回は、立ち上げ2年で、900回を超えるメディア紹介実績を誇る「女子アナ広報室」などのサービスを立ち上げた、株式会社トークナビ代表取締役の樋田かおりさんの著書『社長の伝え方には会社を変える力がある』(青春出版社)から、社長の伝え方の影響力を具体的な事例も交えながら紹介します。

社長と話しただけで、これから伸びるかどうかがわかる

 はじめまして。アナウンサーの樋田かおりと申します。

 私はいま、現役アナウンサーとして司会の現場に立つ傍ら、女子アナのセカンドキャリアを応援する〈株式会社トークナビ〉という会社の代表もしています。アナウンサーが講師となって教える発声練習やスピーチのレッスンは、おかげさまで多くの企業から好評をいただき、研修の依頼も年々増えていくようになりました。

 つまり裏を返せば、それほど多くの方がコミュニケーションにお悩みを持っていらっしゃるということでもあります。