ソロキャンプの達人、芸人・ヒロシさんによるソロキャンプ講座。4回目は、いよいよ焚き火について。薪さえあれば誰でもできると思うかもしれませんが、火を扱ったことがない人には意外と難しいもの。初心者向けに、火をおこし、焚き火をするコツ、キャンプで焚き火をするために準備する必要があるものを教えます。
焚き火のために、事前に用意するもの
――いよいよ、焚き火についてです。焚き火のための道具を揃えたいのですが、最初に用意したほうがいいものはなんですか?
焚き火を地面の上でそのままやることを直火(じかび)というんです。でも、直火をやると、片付けないまま帰るとかのマナーが悪い人がいるとかで、近年は直火禁止のキャンプ場が増えてるらしいです。だから、ソロキャンプで焚き火をするなら、直火禁止のところでも焚き火ができるように、焚火台は買っておいたほうがいいです。
あと、芝生の上で焚き火をする際には、焚火台の下に燃えにくい素材(「耐炎繊維」や「ガラス繊維」など)でできた焚き火シートを敷く人もいます。ただ、そこまでして芝生の上で焚き火をしなくてもいいんじゃないかな、と思いますけど。僕は土の上や石ころの上など、燃えにくい地面を選びます。
――わかりました。ちなみに、キャンプ場に竃(かまど)が用意されているところもありますよね?
竃があれば焚火台は不要だから、お金をかけなくて済みますね。竃って、火をかなり大きくしないと炊事に使えないことも多くて、ソロキャンパーにはあまり便利じゃないとは思いますが、火をつける練習をするには、竃でやってみるのもありです。