米連邦規制当局は著名実業家イーロン・マスク氏のツイッター株取得に関する情報開示が遅れた問題について調査している。内情に詳しい関係筋が明らかにした。開示が遅れたことで、マスク氏は他の株主に取得を知らせることなく、ツイッター株の買い増しができたとみられている。関係筋によると、米証券取引委員会(SEC)は当該企業の株式5%超を取得した投資家に義務づけられている当局への届け出について、マスク氏が期限内に開示しなかった点を調査している。この情報開示は当該企業や株主に対して、経営権を握る、あるいは経営に影響を与えることを視野に外部投資家が株式をかなり買い増していることを知らせる役目を果たす。マスク氏が届け出たのは4月4日。これは開示義務が発生してから少なくとも10日遅れのタイミングだ。マスク氏はこれまで、なぜ適切な時期に開示しなかったのか公にしていない。