ハワイアン航空を傘下に持つハワイアン・ホールディングスは、電動飛行艇「シーグライダー」開発会社に投資している。諸島間の短距離移動(アイランドホッピング)向けにシーグライダーを航行させたい考えだ。米新興企業リージェント(本社ボストン)が開発中のバッテリー駆動のシーグライダーは、ボートと飛行機のハイブリッド。「地面効果」(空気のクッション効果)を利用して機体を浮遊させ、平均して水面約1.5~9.1メートルの高さを巡航する。ハワイ諸島間のフライトはハワイアン航空にとって主な収入源だ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が起きる前年の2019年には旅客収入の約20%を占めていた。短距離だが輸送量は多く、ハワイアン航空が2019年に供給した座席数の半分以上が諸島間の路線向けだった。
ハワイ諸島間の低空移動は「シーグライダー」で
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