新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で変わったことはいくつもある。その一つが曜日だ。これまでは楽しいことが終わって、気を引き締めなければならない月曜日が1週間の中心だった。しかし企業が在宅勤務の社員に一定のオフィス勤務を求め始める中、水曜日が主役になりつつある。ニューヨーク・マンハッタンのミッドタウン地区はパンデミックによる空き物件がまだ多いが、最近のある水曜日のランチタイムにはオシアナなど高級レストランのテーブルはほとんどが埋まっていた。ボストンやサンフランシスコなどの都市で先月、通勤電車が最も混雑した平日はだいたい水曜日だった。多くの大都市のホテルの稼働率もそうで、取引先の担当者をオフィスでつかまえられる可能性が最も高いのが水曜日であることを営業担当者が承知している証拠だと、とコスター・グループのホスピタリティー分析ディレクター、ジャン・フライタグ氏は話す。
ハイブリッド勤務の出社日 水曜が一番人気
週3日出社の企業では水曜日が重なりやすい
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