バイデン大統領とパウエルFRB議長Photo:Kevin Dietsch/gettyimages

 ジョー・バイデン米大統領は5月31日午後、ホワイトハウスで連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長と会談した。バイデン政権にとってはインフレ抑制が喫緊の課題となっている。

 2人が会談するのは今回で3度目。直近では昨年11月、2期目再任につながった面談で顔を合わせている。この日の会合には、パウエル氏の前任であるジャネット・イエレン財務長官も同席した。

 バイデン氏は上院がパウエル氏の再任を承認したことを祝福した上で、FRBの金融政策運営には今後も干渉しないことを確約。バイデン氏は会合の冒頭、記者団に向かって「FRBの重要な仕事に口を挟むことはしない」とした上で、「彼らは私のように、インフレへの対処に全力で集中している」と語った。