【ワシントン】バイデン米政権は中国との緊張が高まる中、貿易やサプライチェーン(供給網)、テクノロジー輸出規制といった分野で、台湾との経済関係の強化に乗り出そうとしている。  米通商代表部(USTR)は1日、デジタル貿易やクリーンエネルギー、労働者の権利といった領域で台湾との貿易を促進する新たな協定を公表した。双方はまた、市場以外の慣例や政策についても協調して取り組む見通しだ。これには中国の通商政策に関して米国が最も不満を抱いている国有企業絡みのものが含まれる。