米マイクロソフトは為替差損を理由に、4-6月期(第4四半期)の売上高と利益の見通しを引き下げた。ドルの上昇が続いており、米企業に与える影響が広がっている。証券当局への2日の届け出によると、4-6月期の売上高は591億4000万~527億4000万ドルになるとみている。従来予想では524億4000万~530億2000万ドルとしていた。1株利益の見通しは2.24~2.32ドルとし、従来予想の2.28~2.35ドルから下方修正した。米株式市場でマイクロソフト株は売りが先行し、東部時間午前10時45分過ぎ時点で前日比2.3%安で推移している。世界では米国と比べ景気回復が遅れている国が多く、ドル高が鮮明になっている。ドルに対しユーロや英ポンド、円は大きく下落している。