ジョー・バイデン米大統領は2日夜にホワイトハウスで演説を行い、銃器を使った暴力行為を減らすため、改めて法整備を求めた。相次ぐ乱射事件を受けて議会下院の民主党議員らは独自の法案策定を推し進める一方、上院では超党派の合意に向けた交渉が続いている。バイデン氏は乱射事件が発生したテキサス州ユバルディの小学校やニューヨーク州バファローのスーパーを訪れ、被害者や遺族に会ったことに触れ、誰もが「われわれ全員に1つだけメッセージがあった。どうにかしてくれ、とにかくどうにかしてくれ、と」と述べた。同氏はまた、マシンガンの所持が制限されていることを例に挙げ、個人の銃保有の権利を保障する合衆国憲法修正第2条が絶対的なものではないとも主張。「これは誰かの権利を剥奪するということではなく、子どもたちを守ることだ。家族を守ることだ」とし、「われわれはどこまで殺りく行為を受け入れるのだろう?」と続けた。