ウォルマート、ロウズ、TJXの米小売り大手3社では今春、人工妊娠中絶の権利に関する提案が株主総会に提出された。来年にはさらに多くの企業で同様の動きが広がる可能性がある。  こうした動向により、ブラックロックやバンガード・グループ、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズなど資産運用大手に圧力がかかっている。数百万人の投資家を代表して、小売り大手3社を含めた企業の株式を相当数保有しているためだ。  物言う株主(アクティビスト)は昨年12月に株主提案を提出していた。