ウクライナのボランティア民兵組織「アゾフ大隊」の特殊部隊3個隊が、この南部の都市郊外にある森の中でロシア軍の侵攻に対抗するため、射撃と待ち伏せ攻撃の訓練をしていた。アゾフ大隊は港湾都市マリウポリでロシア軍との激戦に敗れたが、ここで訓練中の兵士たちは、形勢を逆転してウクライナからロシア人を追放する決意を語った。彼らは、極右勢力との悪評を振り払うため懸命に努力している。キーウ(キエフ)交響楽団のフルート奏者、バチェスラフ・ロジオノフ氏(29)は、「ロシアのプロパガンダを信じてはいけない。彼らはアゾフを散々ばかにし、われわれをナチスと呼ぶだろう。本当のナチスはロシア軍だ」と話した。ロジオノフ氏は現在、アゾフ大隊で約20人から成る部隊を率いている。