米アップルは6日、「iPhone(アイフォーン)」以外への展開をさらに広げるため、ソフトウエアの変更を発表した。決済システムや自動車との接続性を拡充する機能などが含まれる。同社は毎年開催している開発者向けイベント「世界開発者会議(WWDC)」の開幕に際し、ノートパソコン・スマートフォン・タブレット向けのソフトウエアの変更についてプレビューを披露した。後払い(BNPL)機能を「Apple Pay(アップルペイ)」に組み入れることや、iPhoneと連携する車載システム「CarPlay(カープレイ)」の機能拡大について発表した。ソフトの変更によって、より高機能の「iPad(アイパッド)」で複数のアプリを同時に利用しやすくなり、「iMessage(アイメッセージ)」で編集や送信取り消しができるようになり、アップルのコンピューターでiPhoneを自動的にウェブカメラとして利用できるようになるという。