――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の金利上昇と中国の景気減速が、世界で最も高額な住宅市場にダブルパンチを浴びせそうだ。  先進諸国の金利上昇により、過去10年にわたり低金利の住宅ローンで活況だった世界中の住宅市場はリスクにさらされている。土地に飢えた香港でさえ――世界で最も高額な不動産市場との怪しげなレッテルを長いこと貼られてきた――もはや重力に逆らうことは難しいかもしれない。  香港の金融政策は米連邦準備制度理事会(FRB)の影響を大きく受ける。