米マイクロソフトの技術フェローで、拡張現実(AR)ヘッドセットプロジェクトの責任者だったアレックス・キップマン氏が退社することが明らかになった。キップマン氏は、同社のメタバース(仮想空間)戦略のキーパーソンだった。同社のクラウド・人工知能(AI)グループのエグゼクティブバイスプレジデント、スコット・ガスリー氏が7日の社内電子メールでキップマン氏の退社を伝えた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこのメールの内容を確認した。ガスリー氏はこのメールで、「彼が会社を離れ、他の機会を追求する良いタイミングだと、お互いに了解した」とし、「アレックスが長年にわたり素晴らしいビジョンをマイクロソフトに与えてくれたことや、メタバース事業の前進に向けた彼の貢献全てに感謝している」と述べた。