JEEPのフラッグシップが、フルモデルチェンジ。新型は3列シート仕様を新設定。パワーユニットは3.6L・V6。駆動方式は4WD。全長は5200mmに達する。
でかした!グランドチェロキーが
10年ぶりにモデルチェンジ
ジープの高級モデル、グランドチェロキー(グラチェロ)が10年ぶりにモデルチェンジした。写真を見た瞬間、“でかした!”と感じた。思わずデザイナーを大声で褒(ほ)めたくなったほどだ。古きよき時代のアメリカンSUVを彷彿とさせる造形は趣たっぷり。実際、かつて一世を風靡した“ワゴニア”をデザインリソースに選んだという。逆スラントの立派な顔立ちはハンサムそのもの。写真でも威風堂々の貫禄が漂っていた。
最大のポイントは、そのサイズだろう。3列シートのSUVはいま、ミニバンに代わる人気カテゴリーだが、ジープもそこに目をつけた。グラチェロは3列シートのLシリーズを新たにラインアップ。全長×全幅×全高は5200×1980×1815mmに達する。
日本仕様はまず、そのLに絞った構成でリミテッド(7名乗り)とサミットリザーブ(6名乗り)を用意する。個人的には2列シートのショートボディのほうが本来のグラチェロっぽい雰囲気だと思うが、生産が遅れているらしい。ちなみにショートの全長は4900mmとL比で300mm短い。