東南アジアのインターネット関連企業はこれまで急成長してきたが、ほとんど利益は上がらず、株価も低迷してきた。だが、ようやく配当が支払われるようになるかもしれない。世界的にハイテク株が激しく売り込まれている中でも、その可能性はある。主な理由は、東南アジア市場の再編と業者や顧客に対する交渉力の向上だ。シンガポールのシー(Sea)やグラブ・ホールディングス、インドネシアのGoTo(ゴートゥー)グループといった東南アジアのハイテク企業株は、これまで欧米の投資家の目に留まることはほとんどなかったが、今年に入ってから大きく値を下げた。ただ、事業のファンダメンタルズが改善しているように見えることから、米ネットフリックスやアマゾン・ドット・コムのような有名企業より株価が早く回復する可能性がある。
テック株、東南アジアが希望の光
GoToやグラブなどの企業で事業が改善しつつある
有料会員限定
あなたにおすすめ