9日の米株式相場は続落。欧州中央銀行(ECB)が利上げ方針を発表し、欧米で株が売られた。市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ方針を巡り、10日に発表される5月の消費者物価指数(CPI)への注目が高まっている。ダウ工業株30種平均の終値は前日比638.11ドル(1.94%)安の3万2272.79ドル。S&P500種指数は97.95ポイント(2.38%)安の4017.82、ナスダック総合指数は332.05ポイント(2.75%)安の1万1754.23で引けた。ECBはこの日、9月末までに主要政策金利を現在のマイナス0.5%からゼロ、あるいはそれ以上に引き上げる見通しを示した。利上げ開始は7月の0.25ポイントを皮切りとする計画だ。大規模な債券購入プログラムは7月1日に終了する。
NYダウ600ドル超下落、インフレ警戒感強まる
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