◆「もっと早く知りたかった」親といて疲れる人とラクな人の決定的な違い
誰にでも悩みや不安はあるもの。とくに寝る前、嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか? そんなとき心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウトやパートナーとの死別、うつ病の経験を経た著者だからこそ紡げる言葉が、沈んだ心にそっと寄り添います。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)

【精神科医が教える】家族の悩みを解決する意外なコツ・ナンバー1Photo: Adobe Stock

家族との距離感に悩むあなたへ
「理想の家族像」を手放す処方箋

家族との距離感について、答えの出ない悩みを抱えている方は少なくありません。たとえば、親との別れに際して不思議と解放感を覚えたり、残された親を気遣っての連絡がだんだんと負担になってきたり、あるいはきょうだいと些細なきっかけで心が離れてしまったりすることもあるでしょう。

頭では感謝していても自然体では付き合えず、「自分は冷たい人間なのではないか」と自問自答してしまう。そうした葛藤は、決してあなただけのものではありません。

他人の家族は見えないからこそ比較してしまう

家族の問題において難儀なのは、それぞれの家庭の内情が外からは見えないという点です。「夫婦のことは夫婦にしかわからない」とよく言われますが、それは家族全体においても同じです。

他人の家族の本当の姿など誰にもわからないにもかかわらず、表面的な様子だけを見て「自分の家族はおかしいのではないか」と勝手に比較し、落ち込んでしまう人は案外多いのです。

家族の形は「指紋」のように千差万別

世の中には、「良い家族とはこういうものだ」という理想像のようなものが存在します。しかし、それに縛られる必要は全くありません。 人の数だけ様々な家族の形があり、そのあり方は千差万別です。

それは例えるなら「指紋」のようなものです。指紋は一人ひとり異なり、どれが理想的で美しいといった基準はありません。それと同じように、家族という関係性も一つひとつが個別の形を持っており、そこに正解も不正解もないのです。