米マイクロソフトは8日、2023年1月から国内の人材募集で社内・社外向けともに全て給与レンジを公表する方針を明らかにした。一部の地元当局が新たに報酬の透明性を求める中、米主要企業の第一陣として公表に踏み切る。同社は5月、人材獲得のため、成果ベースの昇給や株式報酬を拡大することを約束した。同社が本店を置くワシントン州は今年に入り、来年1月から人材募集で給与レンジを公表することを義務付ける法律を成立させた。従業員数15人以上の企業が対象で、求職者に手当など他の報酬も公表しなければならない。