バイデン米政権は、オバマ政権時の大統領令に基づいて設けられた国家安全保障にかかわる機密情報の分類基準について見直しを検討している。事情に詳しい関係者らが明らかにした。2009年の大統領令に関する見直しには、技術の進展で分類プロセスが受けた影響などが含まれるという。一方で見直しがどの程度進んでいて、最終的に大幅な見直しにつながるのか、あるいは微調整にとどまるのかに関して関係者らは明らかにしていない。米国家安全保障会議(NSC)の報道官は、「どのような変更であれば透明性を高めつつ国家の安全保障を維持していけるかなど、国家安全保障に関する情報の分類に関して積極的に米政府の方針を評価し続けている」とした。今回の見直しがどの程度の規模になるかについては詳細を明かさなかった。