マーケティング代理店でコピーライターとして働くマット・スナイダーさん(37)の仕事は共同作業が全てだ。マーケティング戦略を立てる際は、まずグーグルドキュメントでアウトラインを共有することが多い。こうしておけば、最大で10人程度の同僚や顧客がそれぞれ自分の考えを書き込むことができる。それからスナイダーさんは個人用のドキュメントを使って単独で書き始める。「誰かに見られているような感覚を持ちながら仕事をするのはごめんだ」ドキュメントやスプレッドシートなどグーグル・ワークスペースの製品には30億人以上のユーザーがいるが、多くの人がこのシステムを恐れているようだ。あなたが企画書を書いたり、グーグルのシートに数字を入力したりしていると、スクリーン上部に小さな丸が現れる。同僚や上司のアバターだ。動物のアイコンが現れるとさらに気まずくなる(グーグルはアカウントにサインインせずにドキュメントを開くユーザーにアリクイやウォンバット、クアッカワラビーなどのアイコンを自動で割り当てている)。職場でよくある光景だ。
「ではグーグルドックスで」この一言が恐怖な訳
ファイル共同編集は不安や気まずさの地雷原
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