昨年1月6日に起きた連邦議会議事堂乱入事件を調査する下院特別委員会は9日夜、現地時間のプライムタイムに合わせて初の公聴会を開催し、ドナルド・トランプ前大統領が不正選挙を主張したことをきっかけに同氏の支持者らが平和的な権限移行の阻止を試みたとの見解を示した。公聴会は今後2週間にわたり数回開催される予定。初回となる9日の様子はケーブルテレビに加え、多くの主要放送局でも中継された。共和党のほとんどの議員を含むトランプ氏支持者らは、特別委員会のアプローチが当日の出来事を誤って描いているとし、公聴会も民主党の政治的策略だと反発している。事件発生直後に負傷し、その後意識を失った議会警察(USCP)のキャロライン・エドワーズ氏は、暴徒による議会周辺での襲撃について発言。当日の様子は戦場のようだったと述べ、「修羅場だった、カオスだった」と続けた。
米議会襲撃の特別委、初の公聴会でトランプ氏の責任問う主張
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