C40リチャージ

100台限定のサブスクも大人気、
クーペスタイルのBEV

 2030年までにすべてを電気自動車(BEV)にすると宣言したボルボの、日本国内初のBEVがC40リチャージだ。本国では先にXC40ベースのモデルが発売されているが、日本では新しさを打ち出すために、このクーペスタイルのC40から導入がはじまった。

 2021年末、ボルボは初めてのBEV導入を記念して、当初100台限定でサブスクリプションキャンペーンを実施していたが、約6倍の申し込みが入ったという。応募者のプロフィルはボルボオーナー以外が6割を超え、クルマを保有していない層が1割を占めるなど、あらたな顧客へのアプローチとして成功しているようだ。

 そして2022年1月には一般販売が開始された。ここで始まった新たな試みがオンライン販売だ。ボルボ・カーズではグローバルでBEVの販売はオンライン販売で行うと表明しており、既にヨーロッパなどでスタートしている。日本では、オンラインで仕様の選定から、見積もり、購入リクエストまでを行い、最終的な購入契約は顧客が選択したディーラーで行う。もちろんオンラインが苦手な人は、従来のようにディーラーで購入することも可能だ。日本ではクルマの購入に際して複数の登録書類や車庫証明など独自の手続きがあるため、現状ではすべてをオンライン化することはできないが、今後、法改正などが進めばおそらくクルマもオンライン販売が主流になっていくだろう。