市場のボラティリティー(変動率)が高まる中、米国市場で株式と債券を売っている外国人投資家がドルを抱え込んでいる。  外国人投資家は通常、本国に送金する際に現地通貨に交換するが、今回はそれを控えている。米国の資本動向統計を見ると、外国勢のドル保有高が過去最高に迫っていることが分かる。投資家がリスク資産を減らし、国際準備通貨であるドルを抱え込んでいるからだ。  ドイツ銀行の為替ストラテジスト、ジョージ・サラベロス氏は顧客向けリポートで、「リターンを得られる数少ない金融資産の一つであるドルは、世界的なスタグフレーション(インフレを伴う景気減速)ヘッジの役割を担っている」と述べた。