米連邦準備制度理事会(FRB)は6日、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月14、15日開催分)を公表した。それによると、インフレ見通しが悪化し、意図的に経済成長ペースを鈍化させる水準に金利を引き上げる必要があるため利上げペースの加速が必要だと当局者は結論付けた。FRBは6月のFOMCで0.75ポイントの利上げを決定。引き上げ幅を5月の0.5ポイントから拡大した。当局者は今月開くFOMCで0.5ポイントまたは0.75ポイントの利上げが正当化されると予想した。当局者は先月の会合で、景気を抑える水準に金利を引き上げる必要があり、利上げが正当化される場合は、こうした金融政策設定がFOMCを追加利上げに向けて一段と好ましい位置につけるとの見方を示した。議事要旨は「高水準のインフレ圧力が持続した場合は、さらに抑制的なスタンスが適切となる可能性」を当局者は認識したとしている。