【ワシントン】ドナルド・トランプ前米大統領の側近だったスティーブ・バノン氏が、2021年1月6日の連邦議会襲撃事件を調査している下院特別委員会に対し、証言する用意があると伝えていたことが分かった。バノン氏は同委への協力を拒み、議会侮辱罪で訴追されているが、これまでの姿勢を転換させた格好だ。  ゾーイ・ロフグレン下院議員(民主、カリフォルニア州)は10日、バノン氏の弁護士から書簡を受け取り、同氏が証言する意向であることを伝えられたと明らかにした。特別委は同氏との面談を模索していくという。