米消費者物価指数(CPI)が6月も大幅に上昇したことで、連邦準備制度理事会(FRB)が今月の会合で政策金利を0.75ポイント引き上げることはほぼ確実になったようだ。労働省が13日発表した6月のCPIは前年同月比9.1%上昇し、41年ぶりの高水準となった。FRBが6月の会合で0.75ポイントの大幅利上げに踏み切ったのも、5月のCPIが8.6%上昇し、インフレ見通しが悪化したことがきっかけだった。FRB当局者の多くは既に、景気を冷やすのに十分な水準まで迅速に金利を引き上げるため、7月26~27日の連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75ポイントの引き上げを支持する考えを示唆していた。6月のCPI統計で利上げの切迫性はさらに高まった。
米の大幅追加利上げほぼ確実に、1ポイント織り込む動きも
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