ストリーミング配信事業は成熟しつつある。その視聴もまた、成熟した人々が担おうとしている。米国では50歳以上の人々が動画ストリーミング事業の成長の原動力となっており、ネットフリックス、Hulu(フールー)、ユーチューブなどのサービスではこの年齢層の視聴時間の伸びが最も大きい。調査会社ニールセンのデータで明らかになった。5月にはストリーミング視聴時間全体の39%を50歳以上が占め、前年同月の35%から増加した。ストリーミングの利用時間は全体的に増えたが、その伸びは年齢の高い層に偏っており、その他の年齢層の割合は縮小した。視聴時間全体に占める50~64歳の割合は35~49歳を初めて上回った。X世代(1960年代半ば~80年ごろ生まれ)やベビーブーマー世代(1946~64年ごろ生まれ)はますますケーブルテレビ(CATV)サービスから離れ、広告付きの無料サービスかサブスクリプション(定額課金)サービスかにかかわらず高い年齢層がストリーミングサービスを選択している。
米国のストリーミング視聴時間、50歳以上の伸びが最大=調査
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