【著者からのメッセージ】
はじめまして。ニューヨークでスタンダップコメディアンをしています、小池リオです。
アメリカ大使館から公式に紹介されるコメディアンになって、アメリカNBC局「Last Comic Standing」に出演したり、ニューヨークコメディクラブで観客の歌姫ビヨンセをいじって爆笑をとったら、彼氏のジェイ・Zに怒られたりしています。ここまで言ってしまうと英語ベラベラな人と思われるかもしれませんが、私はもともと英語が大の苦手で、日本での英語成績は「2」でした。人見知りで内向的な性格もあって、ニューヨークに来てから最初の3ヵ月はアパートと近くのスーパーの往復しかしていないほど、引きこもっていました。
「英語は最初の10秒!」の方法は、そんな私の25年のニューヨーク生活の英語のトライ&エラーから生まれました。
私の数々の実体験の散々な失敗から、少しずつ抽出された「ウケのいいネタ」だけを厳選して綴ったものです。
この本を片手に、ぜひ街に出て実践してみてください。
ぜひスポーツバーで、「SHOHEI OTANIって知ってますか?」とか「日本でも、リオネル・メッシって有名なんです。ご存じですか?」と声をかけてみてください。
初対面の自己紹介で、「My name is 久美. 久美 means “forever” and “beautiful” in English.」とか「My name is ヒデキ. Like “Headache” in English.」と話したら、相手は微笑んでくれるはずです。
今まで10秒で撃沈だったのが、きっと10分ぐらい話すことができて、きっと相手はあなたのことを好きになってくれるはずです。