米連邦議会の議員団は14日、台湾の蔡英文総統と会談するため現地入りした。中国政府はナンシー・ペロシ下院議長が今月訪台したことを受け周辺地域で実弾を使った軍事演習を実施しているが、今回の訪問を受け情勢は再び緊迫化するとみられる。超党派議員団を率いるのは上院外交委員会に所属するエド・マーキー議員(民主、マサチューセッツ州)で、議員らは台湾に2日間滞在し、政府高官や民間セクターのトップと米台関係について協議する見込み。また地域の安全保障や世界のサプライチェーン(供給網)、気候変動問題などについても話し合うとみられている。マーキー氏の広報担当者は「議員団は米政府による台湾支持を改めて確認する」とした上で、「台湾海峡の安定と平和を促す」と述べた。
米議員団が台湾訪問、蔡総統と会談へ
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