ジェネリックのイメージPhoto:PIXTA
*本記事は医薬経済ONLINEからの転載です。

 数年後には潰れる後発品企業が続出するかもしれない。後発品業界では、事業再生ADRを申請した日医工の行方に注目が集まっているが、経営破綻への危機感は業界全体に広がっている。

「財務力のないところから順番に破綻していく」

 サワイグループホールディングスの澤井光郎会長が7月13日、都内で開かれた展示会インターフェックスで行った講演には悲壮感が漂っていた。後発品業界は「品質問題」に加え、「円安」「毎年改定」というトリプルパンチに晒され、先行きが暗いという。とくに薬価の毎年改定による影響は深刻とし、危機感を募らせた。