コンテンツ起業家(コンサルタント、コーチ、士業などの専門家)として稼働するには「講師」「筆者」「個別コンサルティング」の3つのビジネスエンジンが必要であることは、本連載の1回目で取り上げました。その第1エンジンは「講師」です。全国から声がかかる人気講師になるための方法について解説します。(メンタルチャージISC研究所代表取締役 岡本文宏)
最初に目指すべきは
商工会議所や商工会での登壇
講師には、商工会議所や商工会、業界団体、企業などから講演依頼を受けて登壇する「呼ばれる講師」と「自主開催のセミナーに登壇する講師」の2種類あります。第1エンジンとするのは「呼ばれる講師」です。なぜなら、自主開催とは異なり、会場費を負担したり、集客する手間もなく、身一つで会場まで出向き、90分~120分ほど話をするだけで収入を得ることができるからです。
ただし、呼ばれる講師としての講演料は、よほどの著名人でない限り、それほど高額にはなりません。安ければ、2時間の講演で3万円程度という場合もあります。高額といえども、20万~30万円程度が上限です。呼ばれる講師だけを事業としていてはお金持ちにはなれません(笑)。
ただ、ある程度数をこなせば、基幹のビジネスエンジンとして成長させることは十分可能です。私自身、「呼ばれる講師」は第1エンジンとして、今も稼働させており、収益源となっています。