26日の米株式相場は急反落。ダウ工業株30種平均の下げ幅は1000ドルに達した。連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長はこの日、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で利上げを継続し、インフレ抑制のめどが立つまでは金利を高水準で維持する考えを示した。投資家の間ではインフレはピークに達したとの見方がある。FRBは来年どこかの時点で金融政策の軸足を利上げから利下げに移すとの期待もあっただけに、パウエル氏の発言は失望を招いた。ダウ平均の終値は前日比1008.38ドル(3.03%)安の3万2283.40ドル。1日の下落幅・下落率としては、いずれも5月以来の大きさとなった。S&P500種指数は141.46ポイント(3.37%)安の4057.66、ナスダック総合指数は497.56ポイント(3.94%)安の1万2141.71で引けた。