新たに公開された宣誓供述書によれば、ドナルド・トランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」から今年これまでに回収された箱には、諜報活動によるものなどの最高機密情報が含まれた184件以上の機密文書があった。宣誓供述書は、8月に連邦捜査局(FBI)がトランプ氏の邸宅を家宅捜索したのは最終的な手段だったことを示している。米司法省は26日、38ページの宣誓供述書を公開したが、そのうち24ページはすべて、または一部が黒塗りされ、トランプ氏による機密資料と大統領記録の取り扱いに関する同省の調査について、新しい情報はほとんど提示されなかった。特に黒塗りが多かったのは、FBIが前大統領の自宅を捜索するという異例の措置を取る必要があるとの判断に、いかにして至ったのかを明らかにする部分であり、邸宅で資料が保管されていることに懸念の声を上げた証人に関する詳細が、相当な長さにわたって塗りつぶされていた。