フェイスブックを運営する米メタは、フェイスブックが英ケンブリッジ・アナリティカなどサードパーティーにユーザーの個人情報へのアクセスを許可したとして提訴されていた訴訟で、和解することに合意した。26日に裁判所に提出された書類で明らかになった。メタと同社を提訴しているフェイスブックのユーザーは共同で提出した書類で、大筋合意したと述べたが、金銭面の条件など詳細は明らかにしなかった。原告・被告双方はこの事案を担当しているカリフォルニア州北部地区連邦地裁に、この訴訟の60日間停止を求めた。ケンブリッジ・アナリティカはデータ分析を用いた選挙コンサルティングを手掛け、2018年に廃業している。ドナルド・トランプ前大統領の16年の選挙キャンペーンに関わり、フェイスブックのユーザーのデータを不適切に入手し利用していたことが明るみに出て、この訴訟につながった。