米国で全国的に炭酸ガスが不足し、食品・飲料メーカーは操業を続けるため確保に奔走している。食肉加工大手のタイソン・フーズや食品大手のクラフト・ハインツなどが炭酸ガス探しに乗り出している。もともと炭酸ガスの供給が不足していたところに、夏になって供給に混乱が生じて事態が悪化、コールドカット(調理済みの肉を薄くスライスした製品)からビールまでさまざまな製品の生産に影響する恐れがある。炭酸ガスは食品・飲料業界のいたるところで幅広く使われている。例えば、食肉処理の前に動物を気絶させたり、肉を冷凍したり加工したりするのに炭酸ガスが使用されている。ソフトドリンクやビールには炭酸ガスが含まれている。ドライアイスとして食品の冷凍保存にも使用される。
米で炭酸ガス不足、食品メーカーが確保に奔走
もともと不足していたところに夏場の需要増などの要因が重なる
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