米食品医薬品局(FDA)が通常のプロセスを経ることなく、新たな新型コロナワクチンの追加接種を今週にも承認する見通しとなった。オミクロン株の亜種にも効果を発揮するよう改良されたこれらのワクチンは、ヒトが対象となる臨床試験を終えていない段階でFDAが判断を下すことになる。FDAはマウスを対象とする研究や元のワクチンの情報、さらにオミクロン株の過去の亜種に対応したこれまでの改良ワクチンのパフォーマンスなどを分析する予定だという。FDAのロバート・カリフ長官はツイートで、「何百万人もの個人に投与された現在のメッセンジャーRNA(mRNA)型ワクチンから得られた実社会のエビデンスが、ワクチンの安全性を示している」と述べた。
米FDA、治験完了待たず改良ワクチン承認へ
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