アクティビスト(物言う株主)のライアン・コーエン氏率いるベンチャーキャピタルのRCベンチャーズが今月、保有していた家庭用品小売りチェーン大手ベッド・バス・アンド・ビヨンド株を突然売却した。複数の証券取引法の専門家は、この株式売却が情報開示のガイドラインに抵触した可能性があると指摘するものの、規制当局がコーエン氏に処分を下すことはないとみている。コーエン氏は8月16日と17日、保有していたベッド・バス株を全て売却した。同氏がベッド・バス株を大量に取得し、同社に変革をもたらすと公言してからわずか数カ月後のことだった。17日午後にコーエン氏による全株売却のニュースが報じられると、同社株は急落。出来高が急増する中、コーエン氏は結果的に、株価の上昇局面で数百万株を売り抜けた。
物言う株主のベッド・バス株売却、情報開示規定に抵触か
有料会員限定
あなたにおすすめ