米中ビジネス協議会(USCBC)が29日発表した年次調査によると、中国政府が新型コロナウイルス対策で突然のロックダウン(都市封鎖)を継続的に実施していることが重しとなり、米国企業の中国事業に対する信頼感が過去最低に落ち込んだ。USCBCが会員企業117社を対象に行った調査によると、中国に進出する米企業は中国事業の短期的な見通しについて、ますます信頼感を失っていることが明らかになった。世界第2位の経済大国である中国での今後5年間の事業展望について、今年は21%が「悲観的」または「やや悲観的」と回答し、昨年の9%から上昇した。中国での事業展望について「楽観的」または「やや楽観的」と答えたのは約半数にとどまり、前年から18ポイント低下した。16年以上前に調査を開始して以来、最低水準に落ち込んだ。
中国事業への信頼感、過去最低に低下 米企業調査
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