【シンガポール】米中ビジネス協議会(USCBC)が29日発表した年次調査によると、中国政府が新型コロナウイルス対策で突然のロックダウン(都市封鎖)を継続的に実施していることが重しとなり、米国企業の中国事業に対する信頼感が過去最低に落ち込んだ。  USCBCが会員企業117社を対象に行った調査によると、中国に進出する米企業は中国事業の短期的な見通しについて、ますます信頼感を失っていることが明らかになった。世界第2位の経済大国である中国での今後5年間の事業展望について、今年は21%が「悲観的」または「やや悲観的」と回答し、昨年の9%から上昇した。