【ワシントン】米司法省は29日、ドナルド・トランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」から今月押収された一部資料について、弁護士・依頼者間の秘匿特権が及ぶ可能性があるため、同省の特別チームが捜査官への提供を保留していることを明らかにした。  裁判所への提出書類によれば、当局はこれら弁護士・依頼者間の秘匿特権が及ぶ可能性がある資料の検証を終えている。連邦判事は押収した書類を検証するため、「特別管理者(スペシャルマスター)」と呼ばれる外部の第三者を任命する方針を示しているものの、二度手間となってしまう可能性もある。