実業家イーロン・マスク氏の弁護団は、米ツイッターの元セキュリティー責任者、ピーター・ザトコ氏に召喚状を送付した。ザトコ氏はツイッターについて、データ保護などで「重大な欠陥」があるとして内部告発を行ったことが明らかになっている。29日に公開された裁判所資料によると、マスク氏は偽アカウントやスパムアカウントに対するツイッターの把握や対処の方法についてザトコ氏から資料や通信記録を求めている。ツイッターのパラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)ら幹部がセキュリティーの脆弱(ぜいじゃく)性を隠そうとした疑いを巡る情報も求めている。ザトコ氏は2020年11月にツイッター共同創業者のジャック・ドーシー氏に請われて入社し、今年解雇された。