米下院共和党の議員らは、来年議会の主導権を握った場合に備え、バイデン政権の全面的検証の準備を進めている。優勢な状況にある親トランプ派は共和党指導部に対し、議会招集の際に積極的アプローチを取るよう求めている。共和党議員らは検証で南部国境について集中的に取り上げる意向だ。米国境警備隊は昨年の10月1日から今年8月半ばまでに、過去最多となる182万人の不法入国者を逮捕している。またジョー・バイデン大統領の息子であるハンター・バイデン氏による国外でのビジネスに加え、新型コロナウイルスの発生源、さらには職場の閉鎖なども含むパンデミック(世界的大流行)への対応なども検証する考え。いずれも保守層から大きな反響を呼ぶ問題だ。