会社が用意する人材紹介会社は、社員を辞めさせることが優先であり、会社側と結託しているのだから、頼ってはならないと考えるのが常識だ。転職を強引に決めさせられることがあるかもしれないし、不適切な会社を紹介される心配もある。

 もちろん、自分で探した人材紹介会社を使うことは悪くない。友人、知人、親戚、取引先など、あらゆるコネを使うのもOKだ。

 なお、転職先を探す活動は、休日や平日の時間外など業務時間外の時間を必ず使い、面接などで必要がある場合には有給休暇を取ろう。時間管理をいい加減にしていると、勤務態度不良で解雇の口実を与えてしまう可能性がある。

 いい転職先が見つかれば、場合によっては自己都合で辞めて(あげて)もいい。でも、できれば割増退職金をもらおう。自分は転職先が決まり、割増退職金をもらい、会社は1人片付いたことにほっとするという状況は、この問題の望ましい解決の1つだ。

クビになる人などたくさんいる
会社都合退社は不名誉ではない

 転職先が見つかるまでは、元からいた部署にいるにせよ、「追い出し部屋」に異動させられた後にせよ、自分から辞めてはいけない。これが原則論だが、心と体(特に前者)がどこまでもつかは個人差があるだろうと思う。

 どこまで争うか、争う場合に管理職ユニオンなど外部の団体などを使うかなどは個人の問題だが、力尽きて辞める場合は会社都合が原則だ。そうでないと、失業保険がすぐにもらえない(もらえる総額も減る)。

「会社都合は不名誉であり、経歴に傷が付く」というような脅しを巧妙に述べられることがあるかも知れないが、無視しよう。相手は、後の訴訟リスクが怖いか、退職金を値切りたいと思っているだけなのだ(注:自己都合で辞めた場合に、退職金が会社都合の場合の5~6割程度になるような規定を設ける会社が多い)。

 実質的にクビになる人など世の中にたくさんおり、「会社都合退社が不名誉だ」などということはない。