米司法省は30日、連邦捜査局(FBI)捜査官が8月上旬にドナルド・トランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」にある書類を捜索した件について、捜索の数カ月前に「政府による捜査を妨害する行為が行われていた可能性がある」と述べた。トランプ氏は押収された書類を巡り、裁判所が選定した第三者による審査を提案しているが 同省は裁判所に提出した文書でこれに反論している。その中で、前代未聞の家宅捜索実施の経緯に関し、これまでで最も具体的なタイムラインを示した。36ページにおよぶ同文書では、司法省が今年に入って複数回にわたり機密資料の押収を試みた後で、緊急にこれを確保する必要があると判断したことが示されている。