それは起こるべくして起こった。今夏を計画停電なしに乗り切ったカリフォルニア州の住民は31日、熱波の影響でサーモスタットの設定温度をカ氏78度(セ氏25.5度)に上げるとともに、電力需要のピーク時には電気自動車(EV)の充電を控えるよう指示を受けた。幸いなことに、ガソリン車の新車販売は2035年まで禁止されない。
熱波は珍しいことではなく、カリフォルニア州もその他の州も最近までは緊急措置を取らずに対応できていた。事態は変わった。カリフォルニア州の住民は昨年夏、停電を防ぐため節電するよう繰り返し要請された。州政府はまた、閉鎖が予定されていた幾つかのガス火力発電所の稼働を延長したが、それでも十分ではなかった。