香港に続いて、芸術の新たな世界的中心地がアジアで生まれようとしている。韓国の首都ソウルだ。その文化的影響力は既に、高級料理や、「パラサイト 半地下の家族」などアカデミー賞受賞の映画作品、Kポップの人気男性音楽グループ「BTS」に及んでいる。今度は主要芸術フェア「フリーズ・ソウル」の開催だ。フリーズは2日、アジアで初のフェアを開く。主催者は、日本やシンガポール、中国の都市ではなくソウルを選択した。このフェアは開催都市で現代アートシーンを盛り上げることで有名だ。芸術界における次の必見の地を正確に予測したのかどうかを見極めようと、国内外のディーラーが集まる。「大規模な再会の場になるだろう」。競売を手掛けるフィリップス・アジアのジョナサン・クロケット会長はこう話した。「私が知っている人は誰もが行く予定だ」
ソウル、新たな芸術の都に
アートフェア「フリーズ・ソウル」に収集家やギャラリーが集結
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