米労働省が2日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門就業者数は31万5000人増加し、失業率は3.7%に上昇した。労働市場の逼迫(ひっぱく)を背景に、就業者数の伸びは前月の52万6000人増(改定値)から減少したものの、安定したペースを維持した。  過去3カ月の就業者数の伸びは平均37万8000人と、新型コロナウイルス流行前を大幅に上回る水準だが、昨年に比べると減速している。  8月は賃金の伸びも鈍化し、平均時給は前月比0.3%上昇した。前年同月に比べた上昇率は5.2%で7月からほぼ横ばいだった。  労働参加率は7月の62.1%から62.4%に上昇した。 。