【ディルイーヤ(サウジアラビア)】米アーカンソー州で引退生活を送るドラ・ジェーン・フレッシャーさん(65)は新型コロナウイルス禍後に、通常あまり行かない場所を旅したいと考え、サウジアラビアを訪れた。北西部の都市ウラーでは、砂岩の露頭に刻まれた古代の墓に魅了された。しかし、古いテレビや押しボタン式電話機などに加え、米国各州の石を集めた博物館にはあまり感銘を受けなかった。  「開放し始めたばかりのサウジを見ることができた」とフレッシャーさんは話す。