米保健当局は、今秋開始する新型コロナウイルスの従来株と「オミクロン株」派生型「BA.4」「BA.5」に対応する2価ワクチンの追加接種(ブースター接種)を皮切りに、年1回の予防接種を推奨する計画だ。ブースター接種について、数カ月ごとに新たな勧告を発表してきたこれまでのやり方を改める。ホワイトハウスは6日、年1回のワクチン接種はインフルエンザの予防接種と同様に扱われるだろうとしつつ、高齢者や免疫力の低下した人々はより頻繁なワクチン接種が必要になる可能性があると指摘した。年1回の予防接種への移行は、現在の慣行からの脱却となる。米国では繰り返し接種することへの疲弊もあり、多くの人が1回目や2回目のブースター接種の呼びかけを無視してきた。